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( 2011.03.22 )

 

 東京都の石原慎太郎知事は21日、首相官邸を訪ね、菅直人首相に対し、東京電力福島第1原子力発電所への東京消防庁の放水作業をめぐり、政府側から消防隊員に恫喝どうかつまがいの発言があったと強く抗議した。 会談後の石原氏の説明によると、政府側の人物から放水準備作業中の隊員に対して 「言う通りやらないと処分する」 との発言があった。

 石原氏は、首相に 「みんな命がけで行い、許容以上の放射能を浴びた。 そういう事情も知らずに、離れたところにいる指揮官か誰か知らないが、そんなばかなことを言うのがいたらいくさにならない。 絶対そんなこと言わさないでくれ」 と注文、首相は 「大変申し訳ない」 と陳謝した。

 石原氏は記者団に 「処分するという言葉が出て、隊員は皆、愕然がくぜんとした。 ( 現場の )指揮官は、それが一番不本意だったと言っていた」 と述べた。 真相は不明だが、都関係者によると、「処分」 と発言したのは海江田万里経済産業相だという。

 また、長時間の放水で、放水車が一部故障し、以後の作業ができなくなった ことも明らかにした。

 これに関し、枝野幸男官房長官は21日夕の記者会見で 「菅直人首相は、事実関係を把握し、善処が必要ならば政府として対応する、と( 石原知事に )言った」 と説明した。

 一方、首相は、その後開かれた政府の緊急災害対策本部と原子力災害対策本部の合同会議であいさつし、「知事に私から改めてお礼を申し上げた」 と述べた。 また、「消防は国直属の機関ではなく、自治体や消防職員のボランティア精神で応援に駆け付けてくれた。 命をかけて日本や国民を救うために努力されたことが、少しずついい方向に進む大きな力になっている」 と称賛。 ただ、知事からの抗議には触れなかった。


 





( 2011.03.22 )

 


 海江田万里経済産業相は22日の記者会見で、東京電力福島第1原子力発電所への放水作業を行った東京消防庁の消防隊員に対し、「言う通りやらないと処分する」 と恫喝まがいの発言をしたとされる問題について、「消防の方が不快な思いをされたのなら、申し訳なく思う」 と謝罪した。

 同時に 「直接現場と話したわけではない」 と述べ、直接、隊員に言ったとされる点については否定した。 ただ、誰にどのような言い方をしたかは 「こういう時期なので事実関係の詳細は控えたい」 「事実の混同がある」 「言った言わないになる」 などと述べ、明らかにしなかった。

 この問題は、東京都の石原慎太郎知事が21日に首相官邸を訪ね、菅直人首相に抗議したことから発覚。 このとき首相は 「大変申し訳ない」 と陳謝している。 石原氏によると、長時間の放水で、放水車が一部故障し、以後の作業ができなくなった という。

 海江田氏は周囲に「自分が処分できるはずもない。 内輪の話だ」 と漏らしている。 詳細は不明だが、海江田氏が直接、隊員に語った言葉ではなく、内々の場で思わず口がすべったものが間接的に隊員に伝わった可能性がある。






  

 爆発事故が起きた福島第1原発に常駐していた保安院の職員7人が、 地震発生後約1週間、 現場から約60キロ離れた山向こうの福島県庁に“避難”していたことが分かった。 未曾有の危機にある原発の現場に1人も職員を置かずに、 どうやって保安を担っていたのか。 「保安院は不安院だ」。 いらだちの声も上がっている。

 全国各地の原発には、原子力保安検査官、原子力防災専門官、核物質防護対策官といった同院の技術職員が常駐している。 福島第1原発では、7人の職員が業務に当たっていたが、15日に現地本部が60キロ先の福島県庁に移った際、ともに移動した。

 地域住民に対する避難指示は、地震直後に周囲3キロ圏内、翌12日に10キロ圏内に拡大され、職員らが移動した15日も20キロ圏内だった。

 同院は、自衛隊や東京消防庁の注水が奏功し、放射線濃度が落ち着き始めた22日、2人の職員を現場に戻したが、住民よりも、さらに先の安全圏に移っていたことになる。

 同院の西山英彦審議官は22日の会見で、 職員を福島県庁に撤退させた理由について 「安全性に問題があり、人間が暮らすには不便が多かった」 などと釈明。 食料などの物資の運搬が困難なことを理由に挙げているが、 額面通りに受け取る人はどれだけいるか。


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